2019 細村・秋の大商談会

“思い”を来場者に伝えてこそ

THE WEEKLY BURO    [ 第3234号 ]

 ㈱細村(細村範生社長)は、9月13日午前9時30分から、埼玉・川越のウェスタ川越で“Next あなたとわたしと、文具のみらい”をテーマに「2019秋の大商談会」を開催、来場した180店に未来に向けた商品を提案した。
 午前8時40分から開会式が行われ、はじめに細村社長が「7月決算を終えたが、厳しい一年であった。今回の商談会のテーマは“Next あなたとわたしと、文具のみらい”で、社員全員で考えたものである。商談会は新年度最初の一大イベントであり、この一年、未来をつくる 気持ちで臨んでいる。われわれは全力を尽くすので、みなさんも販売店が“この商品を売りたい”と思ってもらえる商品を紹介し てほしい。そして、ユーザーに“この商品を使ってもらいたい”という思いを伝えて ほしい。きょう一日、協力をお願いする」と、力強くあいさつした。

 続いて、出品メーカーを代表して、クツワ木野執行役員東日本営業部長が 激励の言葉を贈ったあと、注意事項の説明を行った。  次に、細村副社長が「第69期は、前期に続いて営業赤字となった。前期からのソフトの後始末に 加えて、文具の落ち込みにブレーキがかからなかった。 “入るを量りて出ずるを制す”ができずに赤字となった。新学期に期待した ものの、思う商品が振るわず、直ちに手当を行ったが、間に合わなかった。 売り上げを伸ばすことがむずかしいので、経費を節減するしかない。人員を 減らしたり、セールスの訪問手順を変えた。これで計算上は黒字になる。潤沢な仕入れをするために 今期こそ黒字にする。商談会は、来場者目標は185店だが、実際に来場するのは170店ぐらいとみている。ぜひ、来場者の30%、50 店に売っていただきたい。来春の商談会は、1月10日に開催する」と、厳しい現況に触れた。 最後に、営業社員が「売上目標1憶1840万円、来場目標185店を達成します」と宣言して開会式を終了した。

 会場には東西の有力メーカー54社が出品し、年末年始の最盛需要期に向けた新製品や 売れ筋商品などを来場者にアピールした。また、提案コーナーでは、防犯グッズ、玩具などを はじめ、コクヨが360度揺れながら体と脳を活性化するチェア・イングのデモンストレーションを行った。  また、午前11時30分と午後1時30分の二回、メーカー数社から新製品の発表と売り込みを行い、来場者の買い気を誘った。

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