株式会社細村(細村範生社長)は、全国の単独見本市に先駆けて1月10日、埼玉・川越のウェスタ川越で 「2020
春の大商談会」を開催、一八〇店近い得意先が来場し、春の最需要期に向けて商談を進めた。
午前8時40分から開会式が行われ、はじめに細村社長が「今年は子年で、繁栄の
年、干支の始まりの年、二〇二〇年代最初の年、そしてリセットの年である。ここ数年、当社には大きな出来事があり、大変苦しかった。文具事業
部、OA事業部も大改善に取り組み、再構築している最中である。厳しかったことをなかった事には出来ない。
しかし、いままではこれは営業、これは管理と縦割りであったものが、昨年末の忘年会でも部署の枠を超えて一つの目的に向かっていくことが出
来るようになった。これは新たな
始まりの一つである。本日の商談会もその第一歩であり、五時間半、皆様方のご協力をお願いする」と、所感を述べた。
2020 細村・春の大商談会
スピード感をもって再構築
メーカーを代表して、ショウワノート片岸会長が「創業家を守ることは難しく、細村 副社長も危機感を持って臨んでいる。われわれメーカーもそれを感じて、全国のスター トであるこの商談会を必ず成功させたい」と、激励の言葉を送った。
続いて、細村副社長が「第70期は五カ月を経過し、売上は前年同期比94.1%、粗利 は92.5%となったが、経費は82%に抑えた。商談会のテーマに”体験・体感・スピード 感”とあるが、ぜひスピード感を実践して、会場でしか出会えない商品や話を来場者に して頂きたい。来場目標は一九〇店だが、一八〇店は見込めると思う。そして、来場の 15%である三〇店のお客を捕まえて欲しい。最低でも二〇店はお願いする。
会場の大型 スクリーンでは、常時、各社の新製品などをアピールするとともに、11時30分からマイ クパフォーマンスを行うので、ぜひライブ感を持って取り組んで頂きたい。70期は必ず黒字にすると約束する」と、現況に触れた。
最後に、営業社員が「売上一億5650万、来場目標一八〇店を必ず達成します」と、 決意表明。 商談会は”体感・体験・スピード感”をテーマに、東西の有力メーカー55社が出品し、 新学期、新年度に向けた新製品や売れ筋商品を中心に展示、アピールした。 会場では、ショウワノートがバスケットボール選手の八村塁選手の商品化権を獲得したことが大きな話題となった。